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【注意!!測量しても売れません!!】数十年前に買った山奥の土地って売れるの?

【測量したら売れる?】数十年前に買った山奥の土地を欲しい人がいるって本当?

【原野商法】40年前に値上がりを期待して買った山奥の土地っていま売れる?

原野商法ってなに?

かつて、原野商法というのが流行りました。

いまから40年以上も前、高度経済成長の余韻が冷めやらぬ1970年代から1980年代。

土地の資産価値がこれからあがり続ける。という「土地神話」を皆が信じていた時代に流行った詐欺商法。

価値のない原野をダマして売りつける。田舎の山を開発して数年後に宅地にする。住宅ができる。別荘ができる。いまこの原野を安く買っとけば、将来値上がりして資産を築ける。

ところが、バブルが崩壊して日本中の土地の価値は下がり、土地神話は幻に。

地価が下がったもののまともな需要がある土地はまだしも、そもそも使い道のない価値のない原野や山林。

値上がりどころか負の遺産として、子や孫の世代に負担となる不動産が残ってしまったというわけです。

いまならそういう土地を買うなんて信じられない話ですが、当時は、逆に、買わない方がどうかしてるぜ。そういう時代。原野商法業者が、新聞の折込広告や雑誌広告で募ったお客さんを現地見学・接待バスツアーに連れてって、この山がこれから豪華な別荘地に生まれ変わりますと。時代の雰囲気も大いに後押ししたことでしょう。原野や山林の値上がりを信じて土地投資をした人がたくさんいました。

あれから40年経った現在、こんな相談が寄せられます

そういうのが流行ってから数十年がたった現在、こういう相談をいただくことがあります。

  • 岐阜の山奥に昔買った土地がある。売れないかな?
  • 親から相続した見たこともない土地が北海道にあるらしい。タダでもいいからもらってくれない?
  • ある業者からその土地を売りませんかと言われた。売れるの?
  • 測量しませんか?買い手がいますよと言われた。本当?

山奥の土地が売れるかもという期待につけ込む「原野商法の二次被害」が拡大中

原野商法の二次被害で、ここからが本題です。

かつてその原野商法にダマされてしまった方が、二次被害にあっているのです。ある日突然「おたくの岐阜の山奥の土地、北海道の土地を売りませんか?」知らない業者から郵便や電話で連絡が入ります。

例えば、「おたくの隣の土地を売ることになって測量することになったのでご連絡差し上げました。」測量の挨拶や境界立会の話のついでを装って、「もしよかったら一緒に売りませんか。」なんて、声をかけてきます。

どこの馬の骨かわからない業者なので、誰もが最初は怪しいとは思うもののどうにもならないとあきらめていた土地が売れるものならぜひ売りたい。そのあたりの所有者の本音も、業者も心得たものですから、あの手この手で少しずつ信用をさせていきます。

売れるなら悪い話じゃないな。ホントに売れるの?なんて疑ってみるものの話を聞いてるうちに、本当に売れるなら一緒におかませしようか。なんて感じになっても不思議ではありません。

でも結局売るためには測量費が必要ですとか広告費が必要ですとか。その費用だけせしめられて結局土地は売れずじまい。そもそも売れない土地をあたかかも売れるかのようにダマして、測量費用や広告費用を払わせる手口です。

実際に、ネットにちょこっと広告物件として掲載はするかもしれません。でも実際に買い手はいませんから「頑張って販売してますがなかなか売れません。」とかなんとか言って時間稼ぎをしながらフェードアウトするのがオチです。悪徳業者の目的は、測量や広告名目の費用をせしめることです。

現実的にどうにもならない土地だけどできるなら処分したい。そう思う気持ちを巧妙にくすぐるわけで期待だけさせて性質がわるいです。

まとめ.上手い話はない!インチキな話の見極め方

第三者の立場ならよくわかるんです。誰もが売れずに困ってる山なのに、広告したら売れますよ!測量したら売れますよ!なんて向こうから言い寄ってくる業者は怪しすぎると。ましてや、売れる前に先に費用の請求をしてくるなんておかしいと。でもやっぱり当事者、自分事になると冷静に判断できなくなってしまうんですね。そんなアホなと思うかもしれませんが、騙されてしまう人が後を絶ちません。最後に、インチキな話にダマされない方法をお伝えします。

1.土地が売れる前に先に金を払えという話はインチキ

まともな商談の場合、売買が成立する前に売主が何かしらの費用を払うことは基本的にはありません。

2.○○円で買い取るという話なら聞いてみてもよい

売れるかもという可能性の話じゃなく、○○円で買うという前提なら話を聞く価値はあるでしょう。ただし先に金を支払えというのは詐欺だと思っていい。本当に買取の話だったとしても条件を聞いて断ってもいい。

3.迷ったら不動産のプロに相談

原野商法詐欺をやるような業者は、いわゆる正当な不動産業者ではありません。正当なというか、地域で普通に商売している不動産屋ではないので、一般的な不動産売買に伴う慣行や法令には疎いケースが多いように思います。なので、地域でまともに商売している不動産業者であれば、その取引がフェアかどうか、インチキの疑いがあるかどうかわかります。

そもそもあなたの土地を買います。売ります。向こうからそう言いよってきて、売れる前に先に金を払えなんて話はありえません。そういう話は、すべて詐欺。それくらいに思って、間違いないでしょう。売るのも貸すのもタダであげるのも難しい。そういう夢の跡地は、全国いたるところにあります。

うまい話はありません。ご用心ください。

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代表 山本直嗣

春日井シティ不動産株式会社代表。昭和48年生まれ。宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、心屋認定リセットカウンセラー。妻・子5人の7人家族。強みは、不動産売買や管理だけでなく、地域の商店会やPTAや神輿会など地元の縁やつながり。春日井の不動産と暮らしと人の魅力をブログで発信。お困りごとは24時間365日対応します。趣味はラグビーとキャンプと四柱推命。

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