春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/04/13
【購入申込み】購入を決めたのに2番手!?買える可能性はあるのか?
いろいろ苦労して物件を探し、ようやく「この家に住みたい」と思える物件に出会えた。
すぐに購入申込書(買付)を提出したのに、まさかの一言。
「すでに商談中です。いま2番手になります」
そんな経験をされた方、意外と多いのではないでしょうか?
今回は「2番手になってしまったときの現実と可能性」について、わかりやすく解説します。
不動産購入は先着順が原則
不動産売買では基本的に「購入申込書を先に出した人」が優先されます。
書面で買付を提出し、それを売主が受け取った時点から、商談がスタートする仕組みです。
ただし、人気物件などで申込みが重なる場合は、単純な“先着順”とはならないこともあります。
- 申込み条件(価格や手付金など)
- 契約までのスピード感
- 支払い能力(ローン可否)
こうした点で、2番手以降の申込者が売主にとって“魅力的”だと判断されれば、逆転することもあるのです。
2番手になってしまった理由
「もっと早く申込んでいれば1番手だったのに…」「不動産屋、ちゃんと教えてよ!」
そう感じる人も多いでしょう。ですが、実は不動産業界の仕組みによるところが大きいのです。
●売主直でない不動産会社ではリアルタイム状況がわからない
不動産の売買仲介では、どの不動産会社も他社の売り物件を紹介できます。
つまり、ネットに載っている物件は基本的にどこでも取り扱える状態。
ただし問題は――
紹介してくれている不動産会社が、他の買い手の動きや商談状況を“把握できていない”ことがあるという点です。
昨日の夜に確認したときは「まだ商談は入ってません」だったのに、
今日の朝には1番手申込が入っていた――なんてことは日常茶飯事です。
売主直(物元)の業者なら安心?
「じゃあ、売主から直接依頼されてる不動産屋に聞けば安心じゃない?」
→ 確かに、売主直の業者(=物元)はリアルタイムで状況を把握している可能性が高いです。
ただし注意点も。
- 対応が遅い・雑な業者もゼロではない
- 情報はあっても開示のタイミングや説明が不親切な場合もある
不動産屋の力量によって、買い手が得られる情報の正確さやタイミングには差が出ます。
もし自分が2番手になってしまったら…
気になるのは、「2番手でも買える可能性はあるのか?」という点。
結論としては…
✅ 買える可能性はゼロではないが、かなり低い
現実的には、1番手がそのまま契約に進むケースが9割以上です。
ただし、以下のようなケースでは逆転の可能性があります。
- 1番手のローン審査が通らなかった
- 家族の反対や事情変更で購入をキャンセル
- 契約日までに進展せず“白紙”に戻る
感覚的には、10件に1件あるかないかの確率ですが、2番手として待機しておくことは無意味ではありません。
申込順より契約優先が優先されるケースもある
売主や物件の種類によっては、「買付順」よりも「契約スピード」や「信頼性」を重視するケースもあります。
特に…
- 建売業者(パワービルダー)
- 投資用物件
- 売却を急いでいる事情ありの売主
このような場合は、ローンの事前審査が済んでいて即契約可能な人が優先されることもあります。
ダメ元ですが、どうしても欲しい物件なら・・・
2番手になっても、あきらめきれない。どうにか買いたい――
そんな時は以下の方法を考えてみるのも一案です。
- 条件を見直して提示(価格UP、手付金増額など)
- 融資の確実性や契約スピードをアピール
- 物元業者に「キャンセル時はすぐ連絡を」と依頼
ただし、信頼を損ねるような強引な交渉は逆効果です。
丁寧に熱意を伝えましょう。
「早く決めないと他で決まりますよ」は本当か?
「お客さん、早く決めないと他で決まっちゃいますよ!」という定番の営業トークがありますが、まんざらただの押売りトークというわけでもないのです。とは言え、ただ売りたいだけの目先の不動産屋もいるのも現実ですが・・・特に人気エリア・価格が手ごろ・日当たり良好などの条件が揃っている物件は、数日、場合によってはその日のうちに申込みが入ることもあります。
また不思議なもので、長い間売れてなかった物件なのに、申込みが重なったりすることも不動産あるあるです。こればかりはタイミングとしかいいようがないです。
最後に|2番手になっても無駄じゃない
悔しい想いをしたとしても、その経験はきっと次に活きます。
- 決断のスピード感がつかめた
- 資金計画を現実的に見直せた
- 家族で本音の話ができた
2番手になったことを「いい練習だった」と前向きに捉えられる人ほど、
最終的に**“本当にいい物件”に出会い、納得して購入**されています。
🌟まとめ
- 不動産購入は原則「先着順」だが、条件次第で逆転もあり
- 2番手になったからといって完全に諦める必要はない
- 信頼される買い手になることで、不動産屋のサポートも厚くなる
- 最終的には「縁とタイミング」。誠実に、前向きに行動を
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監修者情報
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春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣