春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/04/18
【中古マンション水漏れトラブル】床下配管からの水漏れ…
こんにちは、春日井シティ不動産の山本です。
今回は、築45年以上の分譲マンションで起こった「床下配管の水漏れトラブル」をもとに、
水漏れ時の責任の所在と具体的な対処法について、わかりやすく解説します。
■ ある日突然…階下から「水漏れしてます」の苦情
お客様のマンションにて、階下の住人の方から
「天井から水が漏れている」との連絡が入りました。
すぐに水道業者さんを手配し、現地確認へ。
ところが、お客様の部屋内には目立った水漏れの形跡はなし。
- 洗濯ホースの外れもない
- 排水口の詰まりもない
- 両隣の部屋にも異常なし
それでも下階の天井から水が漏れている──。
そうなると、「床下」が怪しいという結論に。
■ 原因は床下配管の亀裂だった!
キッチンの床板をめくってみると、床下が水浸し。
原因は、経年劣化による排水管の亀裂でした。
お客様としては、通常通り生活していただけなのに、
目に見えない部分のトラブルによって、階下に迷惑をかけてしまったのです。
■ 水漏れの責任は「専有部分」か「共有部分」かで変わる
マンションで水漏れが起きた場合、
その責任がどこにあるかは、配管の所有区分によって変わります。
配管の場所 | 責任を負うのは |
---|---|
専有部分(各住戸の内部) | 所有者(住戸の持ち主) |
共有部分(共用廊下・縦配管など) | 管理組合 |
今回のケースでは、床下配管は「専有部分」扱いだったため、
階下の損害修復費用などは、お客様個人の責任となってしまいました。
■ 保険に入っていたから助かったが…
幸い、お客様は個人賠償責任保険に加入しており、
賠償費用の大部分は保険でカバーできました。
しかし、もし保険に加入していなかったら…
数十万円〜数百万円単位の自己負担となっていた可能性もあります。
■ 水漏れトラブルは誰にでも起こり得る
今回のようなトラブルは、他人事ではありません。
築年数が経過したマンションでは、いつ起きてもおかしくない話です。
- 床下や天井裏など、目視できない部分が原因になりやすい
- 故意や過失がなくても、所有者責任を問われることがある
- 管理組合と揉めるケースも多く、事前の備えが重要
✅ マンション住まいの方に伝えたい「3つの備え」
① 個人賠償責任保険に加入しておく
→ 万が一のときでも安心。年間数千円〜で加入可能。
② 管理組合として「包括型の賠償保険」に入る
→ トラブル時に誰が責任を負うかで揉めないように。
③ トラブル時は早めに管理会社&専門業者に連絡
→ 原因特定はプロに任せ、早期対応を心がけましょう。
■ まとめ|水漏れトラブルを「自分ごと」として備えておく
今回のお客様のように、故意や不注意ではない水漏れでも、
専有部分のトラブルは、自己責任となる可能性があります。
築古マンションにお住まいの方や、これから購入を検討される方は、
ぜひ一度、保険の加入状況や配管の管理区分を確認してみてください。
🌟 「この土地、どうすればいい?」と迷っている方へ
春日井市・名古屋市守山区での不動産相続・活用のご相談なら春日井シティ不動産(代表:山本)まで、お気軽にお問い合わせください!
この記事を読んで「不動産売却についてもっと相談したい!」と思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。地元密着20年の経験を活かして、あなたの大切な不動産売却を全力でサポートします!
また、最新の不動産情報や役立つヒントを発信中!ぜひSNSでもチェックしてみてください。
- YouTube: 春日井市の不動産売却研究所
皆様のご相談をお待ちしています!
監修者情報
-
春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣