春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/04/11
【居住中のマイホーム売却】住みながら売るメリット・デメリットと注意点
「家は空き家じゃないと売れないの?」という質問をいただきました。
結論から言えば、住みながらでもマイホームは売却できます。
今回は、戸建やマンションなどのマイホームを「住みながら売る」際のメリット・デメリット、そして「空き家にして売る」との違いについて解説します。
■「住みながら売る」と「空き家で売る」の違いとは?
マイホームを売却するとき、
- 今の家に住み続けながら売る
- 新居に引っ越して空き家にしてから売る
という2つのパターンがあります。
現場感覚で言えば、「住みながら売却する」方が多数派です。
すでに新居が決まっているなど、特別な事情がある方のみが「空き家で売却」しています。
1.住みながら売る|メリットとデメリット
■住みながら売る|2つのメリット
① 売却のタイミングを逃さない
新居探しには数ヶ月かかることもあります。
その間、売却のチャンスを逃してしまうのはもったいない。
住みながら売ることで、早期売却が可能になります。
② ダブルコストを防げる
住宅ローンが残っている方にとっては、
「新居の家賃+今の家のローン」という二重支払いは大きな負担。
住みながら売ることで、引渡しまでの経済的リスクを抑えられます。
■住みながら売る|2つのデメリット
① ご近所に知られる可能性がある
広告や見学の出入りで、売却中であることが周囲に知られてしまうことがあります。
気にならない人には問題ありませんが、プライバシーを重視する方は要注意。
② 生活感が買い手に与える印象に影響する
見学の際、「普段の暮らしぶり」も買い手に見られることになります。
整った印象を与えればプラスに働きますが、生活感が強すぎるとマイナスに感じることも。
2.空き家で売る|メリットとデメリット
■空き家で売る|メリットとデメリット
●メリット:買い手が内覧しやすい
- 不動産業者の案内だけでOK
- 売主の同席不要
- 生活感がなく、リフォーム後のイメージがしやすい
そのため、売りやすさという点では空き家に軍配が上がります。
●デメリット:コスト負担が大きい可能性
売却までに時間がかかると、
「ローン+新居の費用」が長期化して経済的負担に。
特に住宅ローンが残っている方には大きなデメリットです。
空き家の方が高く売れるの?
「売りやすさ」=「高く売れる」ではありません。
査定額において、「住みながら」「空き家」で大きな価格差は基本的にありません。
ただし、空き家の方が早く売れる可能性はあるため、結果的に良い条件で売却できるケースもあります。
住みながら売る場合の流れと注意点
- 不動産業者と売出価格を決定し、販売スタート
- 広告・見学対応(売主が日程調整)
- 買い手が決まれば契約・手付金の受領
- 引渡し前までに退去し、決済・残代金の受取
好印象を与えるポイント|整理整頓がカギ
内覧時に印象を良くするには、以下の対応が効果的です:
- リビング・水回り・玄関まわりの「整理整頓」
- 見学希望日程に柔軟に対応
生活感はゼロにする必要はありませんが、「大事に暮らしてきた家」という印象を与えられると、買い手の心を動かします。
いつまで住めるの?退去タイミングは?
基本的には**「売買契約時に定めた引渡期限」まで住むことが可能です。
契約後2~3ヶ月が一般的ですが、買主と合意があれば半年後・1年後でもOK。
ただし、「都合が悪くなったから延ばしてほしい」は通用しません。
約束した期限までに退去しないと、損害賠償を請求されるリスクもあります。
まとめ|「住みながら売る」が多数派。でも成功のカギは…
- 無理に空き家にする必要はない
- 住みながらでも十分に売却可能
- 成功のポイントは**「家の印象」と「売主の柔軟さ」**
大切なのは、「この家で暮らしてきたからこそ分かる魅力や注意点」を、
不動産業者にしっかり伝えること。
買い手はたった一人でいい。その一人と出会うために、
「暮らしの中にある家の良さ」を誠実に届けていきましょう。
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監修者情報
-
春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣