春日井シティ不動産のブログ
KASUGAI CITY REAL ESTATE
2025/04/19
【春日井の実家を相続する人へ】不動産の価値・税金・家族の段取りガイド
「実家を相続することになりそうだけど、何から手をつけていいかわからない…」
そんな声を、春日井市で不動産相談を受けていると本当によく耳にします。
相続税や手続きのこと、不動産の評価や売却判断、そして家族との話し合い。
相続には“起きてから”ではもう間に合わない準備が、たくさんあります。
特に不動産を含む相続は、評価額と売れる価格のギャップや、
兄弟間の分割トラブル、納税資金の用意など、見落としがちな落とし穴が多い分野です。
本記事では、春日井で20年以上不動産売却に関わってきた経験から、
**「実家を相続する前に知っておきたいこと」**を、価値・税金・家族の段取りに分けて、
わかりやすく整理してお伝えします。
相続前から準備しておいた方がいいこと
■ なぜ今、相続の準備が必要なのか?
相続税の基礎控除は、平成27年の税制改正によって大幅に縮小されました。
以前は
5,000万円 +(1,000万円 × 法定相続人の数)
だった非課税ラインが、今では
3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)
まで引き下げられています。
たとえば、相続人が配偶者と子ども1人の計2名なら、非課税の上限は4,200万円。
自宅や収益物件などがあると、すぐに超えてしまう可能性もある金額です。
「うちはそんなに財産ないから大丈夫」と思っていても、
相続発生後に慌てるケースは非常に多いのが実情です。
■ 相続対策の3つの基本ポイント
相続に関して準備すべきことは、大きく分けて次の3つです。
1. 節税対策
不動産は現金よりも相続税評価が低くなることが多いため、
資産構成の工夫=節税の鍵になります。
どの不動産を残し、どれを処分するかを早めに検討することが大切です。
2. 納税資金対策
「相続税を払うお金がない!」という問題はよくあります。
特に不動産が多い家庭では、
売却で納税資金を確保する必要がある場合もあります。
急いで売却すると安く買い叩かれることもあるため、事前準備が不可欠です。
3. 遺産分割対策
不動産は分けづらい資産です。
現金化しておかないと、「分け方」がもめる一番の原因になります。
遺言や遺産分割の工夫が、相続トラブルを未然に防ぐカギです。
■ よくある相続不動産の悩みとリスク
- 何の準備もしていない
- 相続人の意見が合わない
- 誰に相談していいかわからない
- 納税資金の目途がない
- 評価と実勢価格のギャップに気づいていない
- 実家を売るべきか迷っている
- 認知症などで判断能力がなくなると売却すら難しくなる
特に多いのが、分割協議でもめるケースです。
相続が発生してから初めて話し合いを始める家庭が多く、
被相続人(親など)が生前に何も準備していなかったことが原因になることもしばしば。
■ 相続税評価と実勢価格のギャップを理解する
相続税評価と実際に売れる価格(実勢価格)は異なります。
たとえば:
春日井の土地で相続税評価が坪30万円だったとしても、
条件がよければ坪40〜50万円で売れることもありますし、
条件が悪ければ評価通りでも売れないことだってあります。
このギャップを知らずに遺産を分割してしまうと、
実際には不公平な分け方になってしまうリスクがあります。
■ 売るべき不動産・残すべき不動産を見極めるには?
ポイントは「今後も価値があるかどうか」です。
- 人口が増えているエリア
- 商業地や駅近の土地
- 活用しやすい整形地
このような物件は残しておく価値がありますが、
逆に…
- 過疎地の山林や原野
- 活用予定のない古アパート
- 買い手がつかないような特殊な土地
は、早めに処分を検討した方が良いケースもあります。
■ 実家を売るべきか悩んだら
特に最近ご相談が多いのが、「実家をどうするか」というテーマです。
- 郊外の一戸建てで高齢の親がひとり暮らし
- 駅から遠く、将来的に住む人がいない
- 兄弟で相続予定だが、誰も住む予定がない
こういったケースでは、元気なうちに売却や住み替えを検討しておくことが大切です。
認知症などで判断能力がなくなってしまうと、
法定後見制度が必要になり、不動産売却すら自由にできなくなることもあります。■ 相続不動産セルフチェックリスト
~いま何ができていて、何がまだかを整理しましょう~
チェック項目 内容 状況 □ 相続人の範囲を把握している 誰が相続人になるか確認済み(戸籍など) YES / NO □ 不動産の名義を確認した 不動産登記簿で現所有者を確認 YES / NO □ 所有不動産の一覧がある 自宅・空き家・収益物件・農地などの全体像 YES / NO □ 相続税評価額を把握している 固定資産税評価額 or 路線価で目安把握 YES / NO □ 実勢価格(売却想定価格)を把握している 不動産会社による査定取得済み YES / NO □ 納税資金の準備がある 現金で払えるか、売却計画があるか YES / NO □ 遺産分割でもめそうな要因がある 相続人同士の不仲、不平等な資産配分など YES / NO □ 遺言があるか・作成を検討している 自筆証書 or 公正証書で検討・作成済み YES / NO □ 老親が認知症になる前の対策を考えている 判断能力があるうちに名義変更や売却の検討 YES / NO □ 専門家に相談できる体制がある 不動産・税金・法務の相談先が決まっている YES / NO ✅ チェックが3つ未満の方:今から情報整理を始めましょう!
✅ チェックが5つ以上ある方:かなり準備ができています
✅ チェックが1つもない方:まずは相談先の確保をおすすめします
■ 春日井での相続・不動産対策はプロに相談を
春日井シティ不動産では、以下のような対応が可能です:
- 地元密着の経験と市場データに基づくアドバイス
- 税理士・司法書士との連携によるワンストップ対応
- 「売るべき不動産/残すべき不動産」の見極め
- 実家や空き家の活用・売却方法の提案
- 相続評価だけでなく「本当に売れる価格」のご提案
相続で困らないために、今できる準備を
相続不動産の売却は、感情や思い入れも絡むとてもデリケートな問題です。
でもだからこそ、**「事前の準備」と「正しい判断」**が重要になります。
- 「相続税がかかるのか知りたい」
- 「実家を売るべきか悩んでいる」
- 「家族で揉めたくない」
- 「価値のある不動産とそうでないものの見極めがしたい」
そんな時は、ぜひ春日井シティ不動産へご相談ください。
地元で1000件以上の売却実績をもとに、あなたの不安に寄り添い、具体的な提案をいたします。
春日井市に不動産をお持ちの方へ
- 春日井市に戻る予定がない
- 相続で取得した不動産をどうしたらいいか悩んでいる
- 税金や草刈りなど、管理が大変になってきた
- 近隣トラブルにならないか不安
そういったお悩みがある方、
今すぐ貸すつもりがなくても、まずはご相談ください。
「放置し続けるリスク」と「活用する選択肢」、
両方を知っておくことで、将来の判断がしやすくなります。
▶ 空地・空家のご相談は春日井市の不動産専門店へ
🌟 「この土地、どうすればいい?」と迷っている方へ
春日井市・名古屋市守山区での不動産相続・活用のご相談なら春日井シティ不動産(代表:山本)まで、お気軽にお問い合わせください!
この記事を読んで「不動産売却についてもっと相談したい!」と思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。地元密着20年の経験を活かして、あなたの大切な不動産売却を全力でサポートします!
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監修者情報
-
春日井シティ不動産株式会社
山本 直嗣